ラバーソール40年の歴史

 日本でラバーソールと呼ばれている分厚いゴム底の靴は、正しくはブローセル・クリーバーズと云います。
 ジョージ・コックス社を代表する商品なのですが、ジョージ・コックス社の創業が1906年でありラバーソールの誕生が1949年で
 あることを考えると、ラバーソール以前の歴史も40年以上ありその確かな技術力を基にラバーソールが造りだされていった事が
 分かると思います。

なぜラバーソール?

 では、ラバーソールは何の為に造り出されていったのでしょうか。
 他の靴たとえば、レッドウイングのアイリッシュセッターは、ハンティングの為又、ダナーのダナーライトは、アウトドア用
 シューズとして、又、各種スニーカーも本来それぞれの競技の為の靴として、目的を持って造り出されています。
 しかし、ジョージ・コックスには、何の目的があってあの様な型になったのでしょうか。

ロックやパンク、ロカビリーの精神

 元々、ラバーソールは、キングス・ロードのショップ「ROBOT」(注1)の物が、最も有名なのですが、一説には、
 ロイドジョンソンの店「ジョンソンズ」の別注から始まったとも云われています。
 又、ラバーソールの別称として、ビートルクラッシャーとも呼ばれる事から考えると、農園等で害虫を踏み潰していた作業靴
 が原型なのかもしれません。
 しかし、由来はいずれにしても、当時の若者たちが規制のルールにとらわれない、自らが創り出していった文化テディボーイ
 から発生してきた物で、その使用目的は自己表現そのものなのです。
 言い換えれば、ロックやパンク、ロカビリーの精神が、靴の型になって表現されたもの、それがジョージコックス社のラバー
 ソールなのです。それゆえに、ピストルズやクラッシュ、ストレイキャッツなどが名を連ねているのです。
 そのパワーは、あのヴィヴィアン・ウエストウッドまでもが、キングスロードの自身の店でラバーソールを販売していたこと
 からもうかがい知ることができます。

自信と誇り

 もし、このホームページを見て、ラバーソールを買いたいと思ってくれた諸君がいたならばラバーソールにはかれることなく、
 自信と誇りを持って、自分の分身となるラバーソールを選んでいただきたいと思っています。